The Notebook of the Boss of Heaven [Home][comment] [一覧]
The Notebook of the Boss of Heaven

ご感想は■ガケップチでの我が侭こらむ■へお書きください。


■ 耐えがたきを 2010/9/7(Tue)
こらむを書こうとパソコンに向かった。ただいつもと違い鎖骨が折れている。その痛みに集中力を持っていかれてしまうのだ。書きたいネタはまだまだ沢山ある。しかし、文章にしてそれを人に見せられる状態に加筆修正、校正をするにはまだまだ集中力が溜まらない。

時間の経ち方も変な具合だ。今が何日で何曜日なのかもうっすらとしか浮かばない。本来なら通院日のはずなのだが、それをうっかり忘れてしまう程である。そんな調子だから店は開けても客との会話が成立しない。完全に痴呆症の様になっている。

今、自分が何と言うカクテルを作っているのか、客に何を何杯飲ませているのか、それさえしっかり伝票に先に書かなければ、判っていない状態だ。良く営業が出来ているのが不思議なぐらいだ。本来なら痛みに耐えかね、ベッドに寝転がってのたうちまわっていなければいけない。

それを強行突破して、店を開けているのだから私はドMと呼ばれても仕方が無いのかもしれないが、決して痛い事が好きな訳では無い。出来ればそういう事は避けて通りたいのだが、避けらせては貰えない何かがあるのだろう。

これと言って極悪非道な事をして来た訳では無い。前世がそうだったのだろうか?私は輪廻転生を信じてはいないが、それならそれとハッキリしてもらいたいものだ。そうすれば少しは気分的にスッキリするかもしれない。

文章もグダグダでまともな事を書けない状態であるのに『Y屋』を休まないのは何故なのか。もちろん経済的な事もあるだろうが、それだけでは無いはずだ。出来れば少しでも手抜きをしたい怠け者男が意地にならなければいけない程の事なんだろうか。

痛みの為に睡眠も不足している。立っているのが、やっとの事で、そこで客に何かサービスをする様な事は無茶過ぎるといえば、そうなのだが、そうさせる何かが私をそこまでさせてしまっているのである。その何かさえつきとめられるのなら楽な話だが、そんな気力は残っていない。

自分で起き上がる事も出来ずに、救急車で運ばれ治療を受けなければいけない状態だった事が嘘の様に私は自分の身体に鞭を打ちつけている。これが正しいのか正しく無いのかは判らない。少なくとも医療の立場から見れば正しく無い事をしているのは間違い無い。

今の店になってから三度目の骨折。今の店が一年と数ヶ月だから、半年に一度は負傷している事になる。それも骨折だけなら三度だが打ち身や、裂傷などを入れると半端な数では無い。まだ右手のリハビリが続いている最中の再度の骨折だ。

職業柄、そんな骨折を頻繁にする様な事は無い。どちらかと言うと、縁遠いと言ってもおかしくは無い職業である。酒を飲むと言っても、飲酒運転する訳では無い。飲む時は徒歩か、タクシーだ。弁当(執行猶予)持ちの身分であるから、それはキチンと守っている。

確かにハメを外して飲み過ぎてしまう時もあるが、そんな時こそ余計に慎重になっている。それにしてもだ。これ以上に慎重に生きろという事なのか、私にはそんな事は拷問にしか考えられない。死ぬわけでも無いし、患部は日にちがたつ事に治っていくだろう。

その間だけでも少しは自重した生活を送る事を心掛けざるを得ないのだろう。耐えがたきを耐え、偲びがたきを偲び…。似合っていないよなぁと自分で自分に問いかける。

関連記事
 骨折マニア−前編−
 骨折マニア−後編−

 大扱け

お帰りの際、気に入って頂ければ、ちょこっと【4ポチッ!!】していただくと大喜びします。
にほんブログ村 ブログブログランキング 人気ブログランキング みんなのプロフィールランキングblogram
其の1590


■ 大扱け 2010/9/6(Mon)
もう、書くのが嫌になるほどだ。しかも左手がまともに動かない。休載のお知らせを書くのも必死の状態だ。取りあえず途中経過として、書いては見るモノの脳の指令が指にまともに伝わらない。普段なら何とも無いキーボードの操作がままならない。書いては消し、消しては書きの連続だ。

もう嫌だというか、疲れてしまう。

その日は実家へ用事に出かけた。酒を飲んでいる訳でも、薬を服用している訳でも無いので、いつもの様にバイクでいく事にした。何もタクシー代をケチっているのでは無く、ただ、いつも通りの行動をとっただけだ。

実家は一階、一階半部が倉庫になっているから、玄関までの階段は高く作られている。つまり長く高い階段なのだ。当然手すりもついているから、普段なら転げても途中で止まれる。なのにその日に限って、荷物を両手で抱え、手すりを持てる状態では無かったのである。

そんな状態だから気をつけて昇れば良いモノをいつもの調子で昇っていった。案の定絵に描いた様に足が引っ掛かり転んだ。これも最高部からなら間違いなくこんな怪我では終わっていなかっただろう。まだ三分目ぐらいの位置だったから不幸中の幸いだった(?)。

私は何が起こったのか一瞬判らなかったが、転んだ事には流石に気付き、起き上がろうとしたが、起き上がれない。激痛が上半身を襲った。不思議なモノで下半身は何処も怪我(打ち身程度)をしていないのに、上半身に力が入らないだけで起き上がる事も出来ない。

凄い音でもしたのだろう、家族は慌てて出て来て私を起こそうとするが、起き上がる事さえ出来ない。その時点では骨折しているとは思ってい無かったから、

「大丈夫。少しこのままの状態で居させてくれ。」

と、頼んだ。少しでも身体を動かすと激痛が全身に走る。私はそのまま三時間程、動けなかった。これに見かねた母親が、救急車を要請すると言いだした。そこまで大事とは思ってはいなかったが、全く自分の力ではどうにもならない。こんな所で意地を張っても仕方が無い。

救急車は間も無く到着した。搬送先は実家からそう遠く無い便利の良いY病院だ。そこなら何も行先を変更して貰う必要は無い。一番良いのはかかりつけのS病院だが、そう贅沢ばかりは言ってられない。私は成されるがままに救急車でY病院に搬送された。

私は訳のわからないままレントゲン室へ運ばれ撮影された。

『Bさん鎖骨折れちゃってますねえ。まあ、手術のしようも無いし、固定だけしておきますので、自宅で大人しく養生していてください。』

と、事務的に言う。確かにあばらや鎖骨の骨折は初めてでは無いし、パッドを当てておくぐらいしかしようのない事も判っているが、あまりにも淡々と言われると刃向かいたくなるところ、そこは我慢して、『はい。』と言うしかない。

骨折マニアでも無い私を何故骨折に導きよせるのかは神のみぞ知るところだ。

関連記事
 骨折マニア−前編−
 骨折マニア−後編−

お帰りの際、気に入って頂ければ、ちょこっと【4ポチッ!!】していただくと大喜びします。
にほんブログ村 ブログブログランキング 人気ブログランキング みんなのプロフィールランキングblogram
其の1589


■ 無駄話−8− 2010/9/2(Thu)
最近よく喧嘩を売られる。数日前も明らかに中坊の原チャリ軍団に…。何日か前もコンビニのレジで…。喧嘩を売られるオーラでも発信しているのだろうか?今の私には暴力沙汰はご法度。つまらない犯罪に巻き込まれても危ない弁当(執行猶予)持ちだ。

それぞれが大事になっていないから、良い様なモノを殴られても殴り返せない身分は非常に辛い。とにかく悲鳴でも何でもあげて逃げ出さなければいけない。もしくは凹られるしかない。目撃者多数で、私の攻撃を正当化出来る法律を知っているモノが近くにいない限りは。

元来、短気な私にとっては自由も自由では無い。それは塀の中に拘束されているよりかは何千倍もマシだが、相手にトドメをさせるぐらい痛めつける事は、自分をそうしているのと同じ事なくらい危険を伴う。

私がイライラしているのは何も夏の太陽の責任では無い。自分の気持ちを表現するのに制限がかかっているからだ。弁当がこんなに重たいモノだとは、判決が出た時には思わなかった。月二回(今は一回)の保護司との無駄話(面会)も面倒だが、それ以上に邪魔臭いモノだ。

100%に近いくらい勝てる相手であっても、謝るなり、逃げるなりしなければいけない。最悪は凹られ病院送りとなる事だ。私には休みは無い。病院送りになってゆっくり落ち着いた気持ちになれるのならそれもありだろうが、私にとっては一日も無駄には使えない。

こんな愚痴でも保護司と話してスッキリするのなら、とっくの昔にしている。保護司との会話の中身は何も無い。ただ、次に会うスケジュールを合わせる為に会っている様なものであり、それ自体が私を更生させる何かになっている訳ではない。

上町頼嗣や長山考始、岡山正三の様に塀の中にいる者達はそれなりの理由があっているのだから、心の整理も出来ているだろうが、私は弁当持ちで放り出された人間である。罪の意識にしても一つは交通事故、一つは友達喧嘩とそれ程大袈裟には考えた事は無い。

タイミングさえズレテいれば保護司との無駄話も無かった話である。それが、バッチリタイミングに当てはまってしまったから無駄話をしなければいけない身分になった。もちろん両者とも自分にまったく非が無いとは思ってはいないが、まさかこんなに長期間弁当を持たされるとは思わなかった。

その無駄話も半分を過ぎたので、保護観察官にもう一度回数を減らす手続きをしてくれと連絡を入れた。保護観察官もそろそろいいだろうと手続きに入ってくれたが、その答えが出るまでの間はまた月二回の面談に戻る。

私がいらついた所で保護観察官も保護司も助けてくれない。それは自分の中で処理し整理しなければいけない事なのだ。半分が済んだとはいえ、後二年の弁当は誰も代わりに持ってくれる事は無い。ただ、無駄話の回数が減るだけの事で、私のイライラ感は無くならない。

そんないい加減な事でいいのだろうか?私は殺される寸前まで我慢をしなければいけないのか。そんな事は誰も気付いてはくれない。親であっても子であってもその漠然としたイラっとした気持ちを理解はしてはくれない。

私はいつまた自分がうつ病状態になるのか判らない気持ちと隣り合わせにいる。私がうつ病だとは誰も知らないし、思ってもいないだろう。陽気なただの馬鹿ぐらいにしか感じていないはずだ。無駄話の回数が減れば少しはマシになるだろうか。それすら判らないで毎日生きている。

−9−へ続く

関連記事
 無駄話
 無駄話−7−

 新・拘束−1−
 新・拘束−あとがき−

 拘束−1−
 拘束−12−最終章

お帰りの際、気に入って頂ければ、ちょこっと【4ポチッ!!】していただくと大喜びします。
にほんブログ村 ブログブログランキング 人気ブログランキング みんなのプロフィールランキングblogram
其の1588


■ 値交渉 2010/9/1(Wed)
この暑さのせいかどうかは判らないが、自宅のクーラーと、『Y屋』の冷蔵庫がほぼ同時に故障した。自宅のクーラーの方は無料メンテナンスで対応出来たから良かったのだが、店の冷蔵庫はほぼ寿命と感じていたら、やはりメンテナンスの業者も、同じ事を言って来た。

『Bさん、部品交換(有償)で治るのは治りますが、今度は違う所が悪くなったとか連鎖しますよ。どうせ修理費用を出すのだったら買い換えた方が良くは無いですか?僕らはそれでも治せと言われたら言う様にはしますが、それ以上の事は出来ませんよ。』

買って間も無い製品だったら無条件で治せと言っているところだが、私自身もそろそろ寿命と感じている所にそんな事を言われたら、ぐうの音も出無い。私は冷蔵庫を買い替える決心をした。だが、ここからが私の腕の見せ所だ。どれだけ値引きさせる事が出来るのか…。

まず、最初にメーカーの人間に見積もりを出させた。その折、

「二度も三度も値交渉したくないから、これ以下は無理ですという数字を出してくれよな。それから言っておくけれど、相見積はとるつもりだから、相手に負けたって恨みっこなしだぜ。」

彼は目の前で一生懸命計算をしている。上司にまで電話で交渉している所を見ると本気だ。そうしてようやく納品価格が決まった。彼は私に工場出荷の値段なのでこれ以上は無理ですし、同じ商品なら何処にも負けないと思うのですがと計算機を見せた。

定価から考えると相当頑張った金額である事は私にも想像がついた。そこで、彼の目の前で、別会社Tの大森正信に電話をいれ、話をしてみる。これで負けたら諦めもつくだろう。

『あ、もしもし、大森君。『Y屋』のBだけど、今俺の目の前でメーカーの人間がこれだけの数字を提示して来てるんだけれど、どう思う。』

彼が言うには、

『正当な価格じゃないですかねえ。メーカーにしてはいっぱいいっぱいの金額だと思いますけれど、だけど、一日、日を頂けるのならそこから更に10000円ぐらいは値引きできると思いますよ。一日時間をくれないですか?』

と、答えて来た。私はこういう交渉の場合相手にもそれを聞かせて見せる場合が多い。メーカーの人間にその話も漏らさず伝えた。メーカーとしてもこれ以上は無理ですと答えて来たので、

『じゃあ、そんなに変わらない金額が出てきたら、お前さんの勝ちって事で10000円以上の値引きがあれば負けって事にしよう。それでかまわないだろう。俺は駆け引きを繰り返すのはあまり好きじゃ無い。』

と、私の気持ちを伝え、彼もそれに納得せざるを得なかった。翌日、別会社Tの大森から電話が合った。なんと15000円も引ける話になっていた。私は早速メーカーの担当者に電話を入れその事を話し、

『今回は完敗だな。それで決まりだろ。また、他のモノで買い替える時は連絡入れるから頑張ってくれよな。じゃあ、今回はTの勝ちって事で…。』

と、電話を切った。大森がメーカーをどういう手法で負かしたのかには、興味は無い。私は同じ商品で安いとあれば何処の業者から買っても、同じ事だ。彼にその手法を享受して貰う必要は何処にも無い。あるのは安いか高いかだけだ。

今回は大森が勝ったが、次回もそうとは言い切れない。それはタイミングであったり、時期であったり、色んな事が加味されて一つの答えを導き出せるのである。私が今回相見積を取ったのは普通の方法で別に珍しくとも何とも無い。

こうして、『Y屋』の冷蔵庫は新しくなり、消費電力も下がるという事になった。いつもこう上手く話が流れれば苦労はしないのだが…。

お帰りの際、気に入って頂ければ、ちょこっと【4ポチッ!!】していただくと大喜びします。
にほんブログ村 ブログブログランキング 人気ブログランキング みんなのプロフィールランキングblogram
其の1587


其の password


BOSS NOTE Ver. 1.22 by mikazo